榊神社

台東区蔵前1(平成16年11月7日)

御祭神は天神第六代坐榊皇大御神(あまつかみむつのみよにあたりたまうさかきのすめおおみかみ)面足尊(おもだるのみこと)惶根尊(かしこねのみこと)です。名も知れぬ御祭神は珍しく明治によく改神されなかったものだと印象深かった神社です。

(昭和15年6月建立)

神社入口の靖国鳥居

社殿

威張りん坊の鈴しょうわ

鎧兜を着た様な招魂社系狛犬

境内社・七福稲荷神社

良く見えないでしょうが囲いの中に狐さんが居るのです。

摂社・二社

<御由緒>
景行天皇の御宇四十年(110)日本武尊が、勅命により東国の鎮定に下向の折この地に国土創成の祖神である皇祖二柱の神を鎮祭し、自ら奉持した白銅の宝鏡を納め国歌鎮護の神宮とした。古来より「第六天神宮」と称され公武衆庶の崇敬を受けてきた。享保4年(1719)現在地の蔵前に遷座し、明治六年榊神社と改称した。第六天は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を救ったとの古事から道陸神(どうろくしん)の名がある。本来、六月五日が御例祭日であるが、六月第一土曜,日曜を祭礼日として,神輿,神楽で賑わいをみせている。
 境内には浅草文庫碑と蔵前工業学園の碑が建っている。浅草文庫は,明治7年(1874)7月に浅草御蔵の八番米倉に,湯島聖堂の書籍館から図書を移して閲覧所と書庫を設けたものである。明治10年東京府図書館(現上野図書館)に移管されるまで開業していた。蔵前工業学園とは,現在の東京工業大学の前身である。以前はこの榊神社から隅田川に至る場所に建っていた。明治政府が工業技術の養成に,明治14年(1881)に東京職業工学校を造り,のち蔵前工業学園に改名した。関東大震災により目黒区大岡山に移転した。(榊神社HPより)