白髭神社

墨田区東向島3-5-2(平成14年9月16日)
             (平成17年6月12日)再訪

この神社は隅田川七福神の寿老人がお祀りされていて長寿、清廉の神様だそうです。私には狛犬ならぬ、生ネコが社務所でお出迎えしてくれたのが印象的でした。

神社全景

拝殿

このネコちゃんは私達が参拝の間中、ずっとこの姿勢だったんですよ

以上が平成14年9月16日、まだ一台目のデジカメを購入して日も浅く、神社や狛犬に対する関心も薄い時代に写してきた写真です。写真の撮り方もいい加減、御祭神や由緒などにも関心が薄く、狛犬に至っては目にも入らない状態だったようです。写真の修正の方法も知らず、記述もあっさりとしていて、我ながら何を書いていいか分からなかったのだと思われます。今見返すと恥ずかしい限りですが、これが人間の関心の持ち方の差、又は成長の証と思う事にして、以前の物もそのまま掲載しておく事にします。
由緒によると天暦五年(951)慈恵大師が関東に下った時に近江の国比良山麓に鎮座する白鬚大明神の御分霊をここに祀ったと社伝は伝えているそうです。御祭神は主神に猿田彦大神、その他六柱の神様です。詳しくは拡大写真でどうぞ。
今回境内の雰囲気が何か違うと感じたのですが、鳥居が新設されたり、神楽殿が改築されたり、境内の大々的な改装が行われたようです。

文化12年(1815)2月吉日建立の狛犬です。

神社外観。
区内の神社としては緑が多く感じます。

道路より一段下がった境内の
様子と明神鳥居

新築なった神楽殿

一段上がった奥の境内

所謂、江戸尾立というのでしょうか。
江戸タイプに移行する過程にあるような狛犬ですが、端正な顔立ちと均整の取れたボディ、カールと長く流れる鬣の均衡の取れた美しさは目をひきます。

斜め前顔は優しく柔和ですが、横顔に厳しさが見てとれます。約200年前の製作ですが、筋肉の盛り上がりまで残っています。この狛犬も江戸の石工の腕の冴えと、感性の良さを感じさせる逸品だと思いました。

境内社・諏訪社

境内社・水神社、三峰神社

由緒、狛犬の拡大写真はこちらで