本所牛嶋若宮神社

墨田区本所2 (平成16年11月7日)

神社全景

社殿

社殿内の様子

 この神社は向島・牛島神社の境外摂社・若宮神社だそうで、三代将軍徳川家光から、本所石原新町の土地の寄進を受け、祭礼渡御の旅所として寄進されました。
 因みに本社の向島・牛島神社は貞観二年(860)慈覚大師が御神託によって須佐之男命を郷土守護神として勧請して創祀し後、天之穂日命を祀り、ついで清和天皇の第七皇子貞辰親王がこの地で亡くなられたのを、大師の弟子良本阿闇梨がその神霊を併せてお祀りし『王子権現』と称しました。さらに天文6(1538)年6月には、御奈良院より「牛御前社」との勅号を賜り、また、永禄11(1568)年、北条氏直が関東管領だった時、大道寺駿河守景秀が神領を寄進しています。江戸時代には、鬼門守護の神社として将軍家の崇敬が特に篤かったようです。