秋葉神社

墨田区向島4-9-13(平成20年6月14日)

東経139度48分57.74秒、北緯35度42分50.07秒に鎮座。

この神社は、東武線・曳舟駅の西400m程の辺り、水戸街道を少し入った所に鎮座しております。

祭神:火産霊命(ほむすびのみこと)・宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)

例祭日:歳旦祭・1月1日、祈年祭3月3日、例祭9月中旬、鎮火大祭11月17,8日、新嘗祭11月23日、縁日毎月3日18日

由緒:昔この地を五百先(いおさき)の千代世の森と云い千代世稲荷大明神がまつられていた。草創は正応二年(1289)と伝える。江戸時代の始め善財という霊僧この森に庵を結び精修数年の後、秋葉大神の神影を彫みこれを社殿に納めて消え去った。元禄の初め修験者葉栄が神感を得てこの社に詣り祈願の利益をうけ、当時請地村の長百姓岩田興右衛門を通じ寺社奉行に願出で上州沼田城主本田正永の報賽にて、元禄十五年(1702)秋葉稲荷両社と称して社殿を造営し又千葉山満願寺を興して別当となった。
 爾来鎮火の霊験・産業縁結びの神徳により諸大名はじめ士庶人の信仰を受け、享保二年(1717)神祇管領(じんぎかんりょう)より正一位の宗源宣旨を受けるに至った。明治元年神佛分離令の施行により、秋葉神社と称し別当満願寺を廃した。大正十二年の震災に社殿倒壊し、昭和五年復興したが、昭和二十年戦災にかかり昭和四十一年氏子崇敬者の報賽により現社殿を再建した。
境内由緒書より

神社遠景。道の狭さがいかにも下町的です。元参道か。

神社入り口と社号標

太い前足、堂々とした体躯。素晴しい江戸狛犬ですが、空襲の傷跡が痛々しく残っています。昭和の建立ですが形は古いのでモデルとなった先代さんが居た筈です。拡大写真はこちら。

(昭和6年(1931)建立)

墨田区の文化財指定石燈籠。拡大写真はこちら。

拝殿内部と本殿

稲荷神社

御神木

神楽殿