香取神社

墨田区文花2-5-8 (平成22年8月31日)

東経139度49分45.48秒、北緯35度42分20.59秒に鎮座。

【神社情報・剣貝さんより】
東武亀戸線「小村井駅」より徒歩約5分の所に鎮座しています。今年の例祭は9月4,5日。その準備中でした。

経津主大神は天孫降臨に先立ち、天照大神の勅を奉じ、武甕槌神(鹿島の神)と共に出雲に降り大國主命と御交渉の結果國土を皇孫に捧げ奉らしめ、次いで國内を平定して日本の建國の基礎を築かれた武勇に優れた神様で國運開発・民業指導・海上守護・縁結び安産の神様。更には、武徳の祖神として廣く仰がれております。
當神社は、永萬元年(1165)の葛西御厨の文書、應永五年(1398)の葛西御厨注文等に鎮守村名が見られ、平安時代の末期、當地開拓のために千葉県香取郡から六軒の人々が移住し、小村井の氏神様として鎮守しました。
大正五年頃まで、老樹鬱蒼と繁茂し圓形の森林をなし、鳥類はもとより狸の類も巣を作り、隣地には小村井梅園が存して、明治四十三年頃までは、四季の遊びの場所ともなりました。
現在の御社殿は、昭和二十九年の建立で、本殿は流れ造り、拝殿は入母屋流れ造りの総桧造りです。
境内由緒書より。原文はこちら

御祭神 経津主大神
御由緒
平安時代末期、當地開拓のために千葉県香取郡から六軒の人々が移住し、香取神宮の御分霊を鎮守。御神徳は、開拓・産業開発・海上守護・心願成就・縁結び・安産・勝運・交通安全・災難除け。さらに、美しい花梅の香梅園としても親しまれている。
東京都神社庁 都内神社の紹介 より

この辺りの土地は「葛西御厨注文」によると、葛西38郷の一つとして記されています。香取神社はこの開拓者の氏神として永万元年(1165)に創建され、以来、村の鎮守として崇められてきました。祭神は経津主神といい、武神であると同時に産業開発、開拓の神でもあり、香取神宮(千葉県)の分社です。
「すみだの史跡散策」  より

神社入口と一の鳥居。「皇国鎮護」戦後取り壊されることなく良く残ったものです。

二の鳥居

大変珍しい浮彫の狛犬。鳥居のすぐ後ろにあるようです。拡大写真はこちら。

台形をしているので、元は石塀の一部だったのでしょうか。

拝殿

社額

本殿

神楽殿

諏訪神社と「文政十一年」銘水鉢

諏訪神社社殿

三峰神社と「文政十三年」銘石燈籠

(左から)天祖神社・水神社・稲荷1神社・北野神社

脇参道