本天沼稲荷神社

杉並区本天沼2-14-10 (平成30年4月16日)

東経139度37分41.07秒、北緯35度42分33.71秒に鎮座。

【神社情報・来戸さんより】
JR中央線、荻窪駅より北へ徒歩20分程の所に鎮座しています。天沼熊野神社宮司の兼務社です。

御祭神 保食神(うけもちのかみ)

御由緒
除地百五十坪、小名本村にあり、此所の鎭守なり、本社三尺四方、上覆二間に三間、蓮華寺の持なり、
新編武蔵風土記稿>多摩郡>天沼村>稲荷社 より

本天沼稲荷神社は 旧天沼3丁目(昔の天沼村字本村)の鎮守様で、ご祭神は「保食(うけもち)の神」です。
明治初年に山王社(現在の千代田区日枝神社)から、内殿を移築して本殿を建立したと記録されています。
平成15年9月に御社殿を造営したさいに、内殿の棟に「葵」の紋が確認されました。これは、この内殿が山王社から譲り受けた確証と言えます。それは、山王社が徳川家から篤く崇敬されていましたので、徳川家が山王社に色々なものを奉納されています。そのうちの一つがこの内殿であります。
昭和38年からの地名変更により、旧天沼1丁目、2丁目、3丁目も町名の変更をせまられました。それで、旧天沼3丁目は、昔「天沼村字本村」という地名でしたので、この字本村の本の一文字を使って本天沼と地名を変更しました。
現在の、町名は道路で区切られていますので、旧天沼3丁目のところでも下井草や清水の町名に変わったところがあります。しかし、氏神様は町名が変わっても変わりませんので、稲荷様と旧天沼3丁目の人々との繋がりは今でも変わりありません。
畳二畳もある「大絵馬」には、天沼村と日枝神社との強い関係をあらわす、賑やかな「山王祭」が描かれています。
熊野神社HP>本天沼稲荷神社>由緒 より

当社は旧天沼村本村の鎮守です。祭神は保食神で、境外末社として猿田彦神社(猿田彦命、本天沼2-26)、市杵嶋神社(市杵嶋比売命、本天沼2-5-15)、三峰神社(伊弉諾命・伊弉册命、本天沼2-5-15)を祀っています。
創建年代は当社の別当職をつとめていた蓮華寺の過去帳に「慶長十九年(1614)、板倉周防守より本社境内を除地とする」と記録されていることから、それ以前とも考えられますが、詳しいことは明らかではありません。しかし社伝によれば、稲荷信仰が村内に広まったのは、寛永十二年(1635)に当地が赤坂山王社領となってからと、伝えています。以下省略
境内案内板 より

鳥居、大正二年九月建之

神額

手水舎と文政六年(1823)四月奉納の手水石

絵馬・板絵着色祭礼図。杉並教育委員会の説明はこちら。

拝殿

社名額

鞘殿(中に本殿)


おみくじ結び所

境内

猿田彦神社

手前・三峰神社、奥・厳島神社

厳島神社
三峰神社