浅間神社

新宿区西早稲田3(平成17年11月12日)

都内で唯一の路面電車・都電荒川線の終点、早稲田の停留所から面影橋に向かい初めての信号を左折。広い道路を南に向かうと右手に甘泉園への入り口があり、その入り口の右側の、奥まったところに高田富士という名の富士塚があります。この青山藤四郎が江戸で初めて築いた富士塚を早稲田大学が用地買収して、ここに移したのが富塚富士で、この富士の前に鎮座しているのが浅間神社です。昭和40年1月の事で、現在は周囲を柵で覆われ、7月22日の富士祭のときだけ解放されています。御祭神は木花咲夜姫尊、石長姫尊です。

(安永8年(1779)己亥建立)

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富士塚の説明と社殿。この後ろ側が府内最古の富士塚です。

正面から

斜め前方から

斜め背後から

前から

道路脇にさりげなくある仏像石碑

阿は宝珠、吽は角付きの個性的な狛犬。筑土八幡神社、大国魂神社内東照宮などの江戸尾立狛犬とよく似ていますが、一段と造りに磨きがかかり完成された感じがします。波打つ唇、綺麗な歯並び、丸見えの舌、鬣・体毛などの自然で滑らかな流れ、しっかりと踏ん張った前脚、太くてピンと立った尻尾等どこも丁寧に力強く彫られています。