厳島神社(抜弁天)

新宿区余丁町8-5(平成20年6月8日)

東経139度42分59.62秒、北緯35度41分39.74秒に鎮座。

 この神社は新宿文化センターにほど近い職安通り沿いのバス停「抜弁天」前に鎮座しています。
 通称・「抜弁天様」、正式名称は「弁財天厳島神社」といいますが、気が付かなければ通り過ぎてしまうような小さな社地の神社です。我が家から徒歩で10〜15分位の場所にあり、新宿に行くときは何時も通る道すがらに鎮座されているのですが、何しろ交通量が多く駐車場がない神社なので、参拝できたのは今回で二回目です。
 この日は日曜日の朝7:00頃の参拝でしたが、北から南に、南から北に抜ける参道を結構な人が通り抜け、皆さん熱心に弁天様に手を合わせる姿を拝見し、この社が地域に根付いて多くの崇敬を受け続けていることが実感できました。

 御祭神:市杵島姫命
 由緒:応徳3年(1086)、鎮守府将軍・源義家公が後三年の役(1083〜1087)で奥州平定に向かう途中この地に立ち寄り、遠く富士山を望み、さらにその先、安芸に鎮座する厳島神社に戦勝を祈願しました。そして奥州平定を成し遂げた帰途に、戦勝のお礼のためこの地に神社を建立し、市杵島姫命をお祀りしたのが創祀と伝えられています。
 江戸時代には、参道は南北に通り抜けでき、また苦難を切り抜けた由来から、「抜弁天」として庶民から崇敬され、江戸六弁天の一つに数えられています。

社号標
鳥居に架かる社額
北参道入口 南参道入口
境内全景
社殿
お手水の龍頭と、辨財天には付き物の池
西側から見た神社全景