代々木八幡宮

渋谷区代々木5-1-1(平成20年2月16日)

東経139度41分28.14秒、北緯35度40分4.97秒に鎮座。

この神社は小田急線・代々木八幡駅の北200m程の辺りに鎮座しております。山手通に面して一の鳥居が建っています。このような都心に近い場所に鎮座していますが、杜は広く、中にいればしばし都会に居る事を忘れそうな雰囲気です。

社伝によると、伊豆の修善寺で非業の最期を遂げられた源頼朝公の近習、近藤三郎是政の家来で荒井外記智明という方が、主家衰退ののち、武蔵野国代々木野に隠遁し、名も宗佑と改めて看経修法の日々を送っていましたが、時に建暦二年(1212年)八月十五日夜、霊夢の中で八幡大神の託宣と宝珠の鏡を感得しました。
そこで、同年九月二十三日、元八幡の地に小さな祠を建て、八幡宮を勧進したのが始まりといわれています。
今でもこの九月二十三日には毎年盛んなお祭りがおこなわれます。

神社入口と社号標。

入口左右の招魂社系狛犬。

(昭和36年(1961)9月23日建立)

参道の様子。

参道途中、ひょうきんな小父さん顔の狛犬。拡大写真はこちら。

(天明5年(1785)9月吉日建立)

拝殿と本殿。

社殿全景

拝殿の鳳凰と木鼻の狛犬。

これが江戸狛だ!と言いたげな顔をしています。拡大写真はこちら。

(石工 中村勝五郎・鈴木悦蔵 明治26年(1893)9月吉祥日建立)

境内末社の入口。

出世稲荷神社。
昭和20年(1945)5月25日夜、米軍の空襲で付近は焼け野原となり、焼け跡には家々で祀っていた祠や狐などが無残な姿をさらしていた。それを有志の人達が拾い集めここに合祀した。
由緒書より抜粋。

五社宮。由緒書はこちら。

境内に復元されている縦穴式住居。