渋谷区神宮前5-26-6 (令和7年7月27日)
東経139度42分27.56秒、北緯35度39分40.6秒に鎮座。
この神社は神宮前5丁目の明治通りから二本南を走る、旧渋谷川歩道沿いの住宅地の中を通る道路に面して鎮座しています。境内も、平成10年に改築された社殿も綺麗に整備された神社でした。
御祭神 淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神・櫛御食野神
由緒
当社の創建は定かではありませんが、穏田と呼ばれたこの地の産土神として古くより信仰されてきました。天正18年(1590)に徳川家康が関東の領主になると、翌年、家康に従っていた伊賀衆がこの穏田の地を賜りました。これは伊賀衆が本能寺の変の際に京都にいて命を狙われた家康を東国へと導いた「伊賀越え」などの武功によるものです。
穏田神社公式サイト より。
参道入口
参道
参道左右の面白狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)鈴を付けた胸飾りがあり、双方とも吽のようで口を一文字に結び、歯を剥き出してでいます。右側の狛犬は胸に一匹、足元に二匹の子狛がいます。招魂社系のように胸を張り後ろに反り返った感じがしますが、厳しさは感じられず、むしろ其の素朴な造りに笑顔が誘われます。上向きの潰れ顔で垂れ耳、頭頂から後頭部はおかっぱ頭か入道頭に見え、垂れ目、大きな鼻、何処までも直線的な口に、いつ頃どんな石工さんが彫った物なのか興味をそそられます。
拝殿
拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(大正14年(1925)9月吉日建立)
拝殿内部
本殿
稲荷神社
神輿
穏田神社の再建者である河野カタ女史の像