宮益御嶽神社

渋谷区渋谷1-12-16(平成20年2月16日)

東経139度42分25.48秒、北緯35度39分23.99秒に鎮座。

 この神社は宮益坂の中ほど北側から階段を登ったビルの谷間に鎮座しています。区立商工会館の屋上部分に境内があり、前回は社殿が見えるのに登り口が分からず断念した神社でした。今回も、区立商工会館内をさんざんウロウロしたあげく入口にたどり着けず、付近を歩き回ってやっと参拝できた神社です。分かってみれば何のことはない、入口は宮益坂に面していたのです。地図には社殿のある場所に神社マークがあるので、裏の方ばかり探して失敗していたのです。
 この社にはブロンズの日本狼像狛犬があり、その原形は延宝年間(1673〜1681)建立と伝わる日本狼石像で、太平洋戦争以前から損傷が甚だしく、現在は社務所内に安置してあるそうです。

 御祭神:日本武尊、秋葉の神(火之加具土神)、大国主神、菅原の神(菅原道真公)
 例祭日:初詣・1月1日、節分祭・2月3日、例大祭・9月17日・18日、酉の市・11月の酉の日、大祓祭・12月25日
 由緒:創建は不詳ですが、社伝では室町時代初期(1400)と伝えられています。
 大和国吉野郡金峰神社の分祭社で、元亀年間(1570〜72)に甲府武田家の陪臣・石田勘解由茂昌という武士が所持していた尊像を神社に合祀しました。

神社入口
社号標 ビルの谷間の石段参道
石段上部 境内入口
「明治天皇御嶽神社御小休阯」
案内はこちらで
境内の三の鳥居と拝殿
拝殿前、神使い・ブロンズ日本狼
(多田端穂作)
本殿

宮益不動尊堂
青面金剛像、宮益不動尊像、月天子像