蒲田八幡神社

大田区蒲田4-18-18 (平成23年5月11日)

東経139度43分32.38秒、北緯35度33分27.13秒に鎮座。

【神社情報・剣貝さんより】
京急蒲田駅の西側、徒歩3分程の所に鎮座しています。駅前にお寺(妙安寺)と神社が在ります。境内は非常に綺麗に整備されています。その境内は道路で分断されたのか?社殿の裏は即道路です。

当社の創祓は不祥ですが、境内に小円墳があったこと、また、言い伝えや伝説、史実などから、古より聖地として村人の信仰を集めていたと思われます。この地は多摩川の河ロに位置し水の便が良く、交通の要衝にして物資の集散地ともなっていました。都からの文化の伝播も早く、関東における文化の先進地でした。よって当社は縄文式文化時代の原始信仰と共に形づくられた斎場が時代とともに推移して今日の姿になったものと思われます。
蒲田邑より新宿分村に当たり、鎮守の神として、稗田神社から行基作の神体三座のうち、春日の像一体を分ちお祓(祀?)りしたところ、霊験あらたかであったといいます。
新宿分村は慶長の頃と言われていますが、一説には平安末期か鎌倉初期とも言われ、決定的な資料は残されていません。しかし、諸般の事情を推論して慶長五年を新宿分村、当社御鎮座とさだめ、平成十二年に御鎮座四百年祭を施行しました。明治維新となり、神仏分離によって春日の像は(注)別当明安寺に移されましたが、戦災によって焼失しました。
昭和二十年四月十五日、戦災により社殿は焼失しましたが、たちまち再建気運が勃興しました。戦後復興していく蒲田の中心にあったため、昭和二十四年八月、新宿八幡神社を改め「蒲田八幡神社」と弥えるようになりました。氏子崇敬者の奉賛によって現在に見る壮麗な社殿は竣工し、昭和三十三年八月八日、御社殿復興遷宮祭を執行しました。
蒲田八幡神社の栞より。

(剣貝注)
東京都神社庁、都内神社の紹介では妙安寺・隣のお寺
別の資料では「春日の像は妙安寺の七面堂に移され、安置していたが、戦災により焼失した。」

神社入口

拝殿

岡崎型が多いこの時代には珍しくユニークな狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和36年(1961)8月8日建立)

本殿.

裏参道


天祖神社

社殿と狛犬

渋い親父面の江戸流れ。拡大写真はこちら。
(年代不明)

満願火伏稲荷神社