練馬区豊玉南2-15-5(平成17年1月22日)
この氷川神社の創建は不詳ですが、武蔵国の一の宮氷川神社の分霊社と伝えられ、御祭神は須佐之男命です。現在境内社の北野神社が最も古い主神で、次いで須賀神社が主神でしたが、その後時期は明らからではないが氷川神社が主神となりました。江戸時代の終わりに作られた神輿も未だ残っています。参道わきには、だ円形をした河原石が八つ置かれています。この石は力石といって、江戸時代後期から明治時代にかけて、関東地方の若者たちが「力だめし」に使ったものだそうです。現在は絵馬堂として使われ、額殿と呼ばれている旧拝殿は、入母屋造りで鉄板葺き。江戸時代後期のもので、昭和3年に神楽殿としましたが、その後絵馬堂となり、力石、神輿とともに練馬区の文化財に指定されています。その他境内の掲示板にはこの地がビール麦・金子ゴールデンの育成地だったことが記されています。
境内全景
氷川神社拝殿
拝殿の見事な木鼻・狛犬と獏
新しいが江戸狛風
氷川神社本殿
須賀神社の立派な石の扁額
須賀神社社殿
練馬区文化財の8個の力石
摂社・御嶽神社
遠吠えする恐ろしげな狼型狛犬
北野神社社殿
練馬区文化財指定・旧拝殿