中野区沼袋1-31-4(平成20年7月5日)
東経139度40分11.36秒、北緯35度42分57.05秒に鎮座。
この神社は、西部新宿線・沼袋駅の東200m程の辺り、線路のすぐ北側に鎮座しております。野方沼袋一円の鎮守社で、江古田沼袋の戦いでは太田道灌の本陣となった由緒ある神社です。ここは狛犬の出来の良さと摂社の御嶽神社を守る小さな狼さんの健気さに心打たれた神社でした。又昭和初期までここが白瓜の産地だった事も意外な発見でした。
御祭神 須佐之男命
当氷川神社は、第九十七代後村上天皇正平年間(1346〜70)に武蔵國一の宮である、埼玉県大宮鎮座の元官幣大社氷川神社より御分霊をいただき、この地に奉祀したのに始ると伝えられます。御祭神は須佐之男命で、生命を賭して八岐大蛇を退治し、人命を救った如き勇壮闊達な一面だけでなく文学の道にも勝れ、「八雲たつ出雲八重垣妻籠みに八重垣つくるその八重垣を」の歌をつくられ、我が国の和歌の始祖と仰がれている事や、治山、治水、農業、漁業の神、あるいは疫病よけ(厄よけ)、更には夫婦和合、家運隆昌の神として、世の人の幸福を叶えて下さる御神徳極めてあらたかな神さま、その信仰が永永と今日に至るまで受け継がれてまいりました。・・・・
氷川神社社殿御造営記念碑より抜粋。
神社遠景
神社入り口と一の鳥居
参道途中の二の鳥居
流石江戸末期の石工さん。此処の江戸狛犬も手抜きの無い秀作です。社記によるとこの狛犬さん達は『撫で犬』と呼ばれて三回撫でるとお産が軽くなるそうです。又ここは阿が子取り、吽が玉取で普通の狛犬と役割分担が反対でした。時代の先取り?でしょうか。拡大写真はこちら。
(文久4年(1864)甲子正月吉日建立)
拝殿前厄払いの茅の輪
拝殿と本殿
拝殿の彫刻
拝殿内部
拝殿内、陶器製の神殿狛犬
神楽殿
境内の御神木
力石
天王社。稲荷神社は右隣だが幟は全て稲荷大明神となっています。
稲荷神社
御岳神社
小さな小さな狼さんです。
神社の前は西武新宿線
境内にはこんな説明が、昔の人はキュウリの漬物を知らなかったようです。