繁栄稲荷神社

江東区木場2-18-11 (平成23年7月18日)

東経139度48分28.95秒、北緯35度40分0.57秒に鎮座。

【神社情報・剣貝さんより】
地下鉄東西線「木場」駅3番出口より数分の所、「大丸松坂屋百貨店」本社敷地内に鎮座しています。神社の裏は木場親水公園です。境内は綺麗に整備されていました(宮守は警備員の方?)

御祭神 宇迦之御魂大神

御由緒
当神社の起源は今を距ること204年前、宝暦7年この木場の地に創祀されたことにはじまります。
大丸の業祖下村彦右衛門正啓は、享保2年伏見に創業し、寛保3年日本橋大伝馬町に江戸店を設けましたが、越えて宝暦7年深川木場四丁目即ち現在の繁栄橋々畔に貯木場を備うる別墅を営み、その一廓に社殿を造り、伏見稲荷大社の御分霊を祀り、繁栄稲荷と称したのであります。
祭神の霊験はあらたかで、地元の木場はもとより江戸一円の信仰を集め、3月12、13日の例祭には門前市がたつ大賑わいで、その側の堀に架せられた橋も、いつしか繁栄橋とよばれて今日に伝わっているのであります。
明治末年、大丸東京店(昔の江戸店)を閉じ、木場の別墅も廃したとき、社殿は先代根津嘉一郎氏の青山邸に移り、同家の嘉栄稲荷の社殿となり、関東大震災、第二次世界大戦の空襲にもその災禍から免がれ、二百年前のお姿そのままで残ってまいりました。
昨昭和35年5月、たまたまその社殿が繁栄稲荷のものであったことがわかり、根津家の御厚意で大丸へ御返譲していただくことになり、旧地に接したこの地に境域を卜して、昔ながらのお姿を以て、本殿、玉垣その他を移築し、あらたに伏見稲荷大社の御分霊を勧請してお祀りすることになったのであります。
境内案内板 より

大丸松坂屋本社&神社

鳥居と社号標

境内と拝殿

左右の御神燈
玉垣前の江戸流れ。拡大写真はこちら。
(年代不明)
拝殿前、昭和のお狐さま

向拝竜

社号額 扁額・嘉永7年在銘

宮守の方

親水公園より