柴又八幡神社

葛飾区柴又1(平成17年6月12日)

この神社は京成金町線・柴又駅の北約250m、柴又駅から金町駅方向に少し線路づたいをたどると、468号線に面して鎮座しています。考古学ファンの方には貴重な古墳時代後期(6世紀後半)のものと考えられている、東京低地唯一といわれる古墳石槨が神社の裏手にあり、又毎年10月9日、10日の例祭には、葛飾区の無形民族文化財に指定されており、他では演じられていない「御前舞」や、猿の介添、花笠の万灯持など、獅子頭3頭が舞う獅子舞神事が行われます。狛犬ファンには文久2年(1862)製作の地味めな江戸狛犬が待っていてくれます。ただ阿が過去に台座から落ちたらしく顔が欠け、ずさんな修復が行われているのが残念です。

(小田邑・石工 茂兵衛  文久2年(1862)9月吉日建立)

神社入り口

神楽殿

拝殿

本殿

境内社

逞しく彫りが良い江戸狛犬です。阿の顔の補修がもう少し綺麗だったら、申し分がないのですけれど・・・。阿は子取り、吽は玉取り。

この古墳から帽子を被った埴輪が出たとか。葛飾区郷土と天文の博物館に展示してあるそうです。