青龍神社

葛飾区高砂6(平成17年6月12日)

この神社は京成高砂駅の西北西約500m、JR新金線貨物専用線の踏切の近く中川の土手のすぐ傍に鎮座しています。一見見落としてしまいそうな(本当に一回目は入り口を見落とし、戻ってきてやっと見つけました。)小さな路地のような入り口に「青龍神社」石碑があり、よく見るとその奥のほうに小さな池が見えます。この池は「怪無沼(けなしぬま)」といい、釣り糸を垂れる人が意外にたくさんいました。怪無沼の半分ぐらいは蓮の葉に覆われまだ6月なのにもう赤や白の花が咲き始めていました。「怪我のない沼」が「怪無沼」になったとも言われているそうです。 この沼には不思議な伝説が語り継がれていますがそれは下記に記します。この青龍神社の創建年代は不詳ですが、榛名神社から雨乞いの神様を勧請したようです。

「怪無池伝説」
その昔「怪無沼」(けなしぬま)に白蛇が住みついておりました。ある年この辺りを旱魃が襲った時に、村人達がこの沼に雨乞いの祈願をしたところ、たちどころに雨が降ってきて村を救ったことから、この地に青龍神社として祀り、日照りが続くとこの沼の池を汲んで田畑に注ぎ、雨乞い祈願をする様になったと言うことです。

社号標と参道入り口

靖国鳥居と左が怪無沼

小さな社殿

社殿横から

怪無沼の蓮の花。この神社の参拝は早朝、又はせめて午前中がいいでしょう。

怪無沼の様子