葛飾区奥戸2-35-16 (令和7年3月20日)
東経139度51分56.70秒、北緯35度43分57.08秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
総武本線小岩駅から西に2kmで、葛飾区奥戸総合スポーツセンター運動公園の南側に隣接してる神社です。拝殿前の鳥居の傘木が注連縄で出来てる珍しいタイプの鳥居です。
御祭神
由緒
当社はこの地が葛西御厨であった頃、伊勢皇大神を勧請し、また下総の香取・鹿島のニ神を勧請して、三社明神と称し、村の鎮守としたものと思われる。「新編武蔵風土記稿」奥戸村の条に「三社明神社 神明・香取・鹿島ヲ祭レリ。村ノ鎮守ニシテ、西光寺持。末社湯殿社・月山・羽黒山合社、稲荷、風雨神」といい、「東京府志料」奥戸村の条にも「天祖神社 天祖・香取・鹿島ヲ祭レリ。モト神明社ト云。一新後、社号改マル。村ノ鎮守ナリ。末社三宇、社地300坪」とある。江戸時代には、寛永18年(1641)以来、寛文・正徳・享保・天明・文政・天保・安政の8回にわたって再建または修覆が行われ、大正11年には拝殿が修築され、現在の社殿は昭和49年12月の造営である。当社の年中行事として、古くから長さ4間2分の二本を作り、一本は社前の御神木に納め、一本は氏子の若者が担いで村中を個別に廻って祈祷する慣習があったが、現在は短い<ごぼうじめ>一本を神社に奉納するのみとなった。
(葛飾区教育委員会 葛飾区神社調査報告より)
南側鳥居と社号標
大しめ縄神事案内板。昔はアクマバライと称してこの注連縄を担いで旧村内をまわったそうです。以前は「雄じめ・雌じめ」の二本だったとか。
無形有形文化財看板
手水舎
石灯篭、鳥居と拝殿。傘木一本鳥居に似た形状の鳥居だ。
拝殿前の狛犬
向拝と神額
本殿
鳥居。鳥居の背後に六社の石祠が並んでいる。
六社の神額
風雨二神(寛政元年(1789)己酉六月)。石祠が二つ合体した珍しいタイプ。風と雨で風雨二神としてるのかな?
稲荷鳥居
社殿
力石
枯れた御神木
社務所
奥戸連句碑
忠魂碑など
東側鳥居
参道
参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。
(石工 長右衛門) 右も左も似たような狛犬さん。口は強いて言えば左が阿像なのかな?