日枝神社

葛飾区新宿2(平成17年6月12日)

この神社は千葉方面に向かい、国道6号線の中川大橋を渡ってすぐ北の、中川東岸沿い土手下に鎮座していますが、地図には記載されていません。案内によると、創建年代は不詳で、以前は宿場町だった新宿の守護神として鎮祭され、氏子から「山王さん」と呼ばれ崇敬を受けているようです。武蔵国風土記によれば、元禄時代は山王大権現と称し、現在地より西方に鎮座していたが、享保14年、中川改修工事に伴い現在地に遷座とあります。御祭神は大山咋神で、比叡山の守護神とされています。此処には文政13年(1830)建立の鬣をスカーフのように巻いた感じの良い江戸狛犬が居ます。境内も狭いながら緑が多くよく手入れされ、気持ちの良い神社でした。

(文政13年(1830)6月建立)

神社入り口

久しぶりに見た山王鳥居

神楽殿

三の鳥居と拝殿

拝殿内の様子

約175年前の狛犬ですが、磨耗も少なく欠損も無く、完璧な状態で残っています。
江戸狛犬の本流を行く出来の良い逸品です。

本殿

本殿妻の魚の彫刻

境内社・稲荷社

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