青砥神社

葛飾区青戸7(平成17年6月12日)

この神社は環状7号線と国道6号線が交わる青戸交差点の南東約250m、中川西岸の東洋インキ青戸工場の裏に鎮座しています。この辺りは15世紀半ばに関東管領扇谷上杉氏が、中川を天然の水堀として利用し、近くに船着場を備えた平城として築城した葛西城跡に近く、「青戸」という地名の由来は、「戸」は川の岸辺で渡れる場所という意味にも使われる事から、中世より「青戸」と呼ばれていたようです。神社そのものはさほど広くない社地ですが、社殿も境内も綺麗に手入れされ、清々しく落ち着ける雰囲気の神社です。此処には年代の比定が出来ない耳垂れの良い狛犬が居ますが残念な事に吽の顔と右前脚が欠けています。

神社入り口

立派な拝殿

神明造りの本殿

腕の確かさが感じられる彫りですが、台座から落ちたのか吽の顔と足の欠損が返す返すも残念です。耳垂れで尾が身体の上の方に流れる端正な顔立ちの江戸狛犬。