諏訪神社
板橋区大門11-1(平成19年12月24日)
東経139度39分6.08秒、北緯35度46分53.12秒に鎮座。
この神社は、地下鉄三田線・新高島平駅の南西500m程の辺りに鎮座しています。鳥居を潜り参道を行くと、朱の随神門が建ち、左右には綺麗な彩色の残る随神さんが座っています。その随神門の奥が境内で正面には龍の挙鼻や狛犬の木鼻が彫られた拝殿、豪華な装飾彫刻の施された本殿が建っています。神楽殿や境内社、末社なども祀られ、駐車場からは見事な夫婦イチョウが仲良く並んでいる様が良く見えます。
御祭神:建御名方神
例祭日:2月13日
境内社:大国神社、稲荷神社、薬師神社、秋葉神社、浅間神社など
由緒:創建年代は不詳ですが、長禄年間(1457〜60)、赤塚領主・千葉介自胤が城の鬼門除けに、信濃国(現長野県)の諏訪大社を勧請し、武運長久を祈願したと伝えられます。
その後寛永7年(1630)頃に十羅刹女を配祀しましたが、神仏分離の際これを廃しました。
江戸時代の江戸名所図絵には、「田遊び」神事が記載されています。田遊びは、水田耕作にかかわる神事で、年の始めにあたりその年の五穀豊穣と子孫繁栄を祈る「予祝」の祭りです。毎年2月13日(旧暦正月13日)の夜に行われ、本殿と大鳥居間の朝輿の渡御の後、社前に設けた「もがり」の中で一年間の農耕行事が所作と唱言によって象徴的に演じられます。昭和51年に徳丸北野神社の田遊びとともに国の重要無形民俗文化財に指定されました。
神社入り口と社号標
「田遊び」碑 |
「伊勢大々御神楽」碑 |
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随神門 |
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随神さん |
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境内の様子 |
神楽殿 |
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明治15年生まれの江戸流れ狛犬
額の秀でた思慮深そうな感じで、鼻先の突き出た犬顔の良い狛犬です。鬣は大きなウェーブがかかり、尾は左右に均等に流してあります。体毛を表現しているのでしょうか、鑿跡がまだはっきりと残っています。
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(明治15年(1882)4月建立) |
拝殿 |
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拝殿の挙鼻・龍 |
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お正月を迎えるべく注連縄が新調されていましたが、左末・右本、左綯いの一般的な形です。ここのは非常にまっすぐに張られているので、中に心棒が通されているようです。 |
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本殿鞘堂と豪華な装飾の本殿 |
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境内社:大国神社、稲荷神社、薬師神社 |
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境内社:大国神社、稲荷神社、薬師神社を護る年代不明の狛犬
極小さな狛犬ですが、一応流れ狛犬としてきちんと造られています。阿は上顎が少し削られ、吽は長い鬣が駆けているようです。吽の鋸歯が、噛まれたら如何にも痛そうに見えます。
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境内社:秋葉神社 |
境内社 |
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末社 |
末社 |
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木匠御祖神 |
水神宮 |
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ご神木・区天然記念物指定・夫婦イチョウ
樹齢は明らかではありませんが,縁結びや夫婦和合のシンボルとして信仰を集めています。 |
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