小豆澤神社

板橋区小豆沢4-16-5(平成19年12月24日)

東経139度42分8.97秒、北緯35度46分36.15秒に鎮座。

 この志村第四小の西、100mに鎮座しています。神社入口の一の鳥居から境内入口の二の鳥居までの参道は、両側がイチョウ並木で60m以上の長さがあり、二の鳥居脇に天然記念物に指定されたご神木のスダジイが聳えています。末社が並んでいる境内後ろ側は崖で、さらに先には新河岸川が流れており、境内には寒風が吹きすさびとても長時間は居られない状態でした。

 御祭神:国之常立神、他16柱
 例祭日:6月15日(餅つき祭)
 境内社:天満宮、諏訪神社、御嶽神社、稲荷神社、水神宮
 由緒:創建は康平年間(1058〜1065)、源義家の勧請と伝えられます。 江戸時代には十二天社と呼ばれ、小豆沢村の鎮守でした。明治2年(1869)、社号を小豆沢神社に改め現在に至っています。
 小豆沢の地名については、
1,平将門の時代、神社の台地下の入江(荒川の昔の河道)に停泊中の船が嵐に遭い、小豆を積んだ袋を流失した。
2.上流から漂着した米を腐らないうちにと食べたことを、裁判で評価 され、祝いの小豆飯を炊いた。
という二つの故事が残ります。
 現在では、後者の故事に因み、毎年6月15日に餅つき祭が執り行われています。

社号標 神社入口
長い参道の様子 境内入口
境内の様子 境内に置かれた旧鳥居の社額
大正4年生まれの狛犬が獅子山風の石組みの上で構えています。阿には乳房が付き、子を連れており、吽は模様付きの玉を持っています。まるで若夫婦が子育てをしながら、仲良く暮らしているような雰囲気がする狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(大正4年(1915)3月建立)
拝殿
お正月を迎えるべく注連縄が新調されていましたが、左末、右本の一般的な形です。ただ非常にまっすぐに張られているので、中に心棒が通されているようで、また竜神の鱗を表わすという毳立ちが特徴でしょうか。
本殿
境内社:天満宮 境内社:諏訪神社、御嶽神社
境内社:稲荷神社 境内社:水神宮
ご神木のスダジイ
区の天然記念物に指定されています。