(くつわ)神社

板橋区仲町46-3 (平成26年10月30日)

東経139度41分57.65秒、北緯35度44分57.31秒に鎮座。

【神社情報・剣貝さんより】
東武東上線「中板橋」駅より徒歩数分の所に鎮座しています。轡は馬に手綱(たづな)をつけるため、馬の口にくわえさせる金具。

御祭神 倭建命(やまとたけるのみこと)

御由緒
徳川家康の乗馬のくつわを祀ったともまた、馬蹄を祀ったともいわれる。古来百 日咳の神様として信仰厚く、当社に奉納された馬のわらじの片方と、麻をいただいてまじないをすると霊験があり、全快後、新しいわらじ一足をお返しする習慣がある。
都内神社のご紹介>板橋区>轡神社 より

江戸時代には轡権現と呼ばれ、名前の由来については徳川家康が領国をめぐった際にこの地で馬の疲れを休め、あとに残された「くつわ」を祀ったからとも言われています。子どもの守り神で、特に百日咳などに霊験のある神として信仰を集めています。
板橋区 産業経済部 くらしと観光課 より

轡権現社
是も東照宮御乗馬の轡を祭りしとも、また、御履を祭るとも云へど慥ならず社に丸の内十文字の紋を彫れり、人祈れば必験ありと云、祈る者は社内に納る所の履の半片を借て、己が家に祀り、報賽の時一雙の履を納むとなり、村民持。
板橋、長九間幅三間、中山道の往還、石神井川に架せり、(同区名の由来とされている。)
新編武蔵風土記稿 下板橋宿 より

神社入口

社号標

手水舎

拝殿

拝殿前の江戸流れ。拡大写真はこちら。
(大正9年(1920)10月4日建立)

轡紋

わらじ

拝殿内部

馬具の一種。馬の口にはめ,手綱につないで馬を制御する道具。日本では馬の口に入るところを馬銜 (はみ。喰) ,面繋 (おもがい。→三繋 ) を受ける壺金を立聞 (たちぎき) ,手綱をつなぐ部分を引手,馬銜の両端にある板を鏡板という。(ブリタニカ国際大百科事典)