江戸川区西小岩2-2-7 (令和7年3月20日)
東経139度52分37.57秒、北緯35度43分44.16秒に鎮座。
【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
総武本線小岩駅から西に800m程で、新中川に掛かる上一色橋の北側80m程の位置に鎮座。
北側の玉垣の奉納者を見ると、何故か助産婦さんの奉納した玉垣が非常に多い事が分かります。若しかしたらこの地域以外の助産婦さんも奉納したのかも?
御祭神 天照皇大御神・経津主命・武甕槌命
由緒
旧上一色村の鎮守で、もとは神明社と称し天照皇大御神、経津主命、武甕槌命をまつり創建年代は不詳。天保の頃疫病が流行したとき、病気退散のため村民の裸詣りが行われてその風習が残り、画人歌川国重が裸詣りの絵を奉納した。また明治維新にあたり勝海舟が国家安穏五穀豊饒を祈願して社号額を書いて奉納している。
(「江戸川区史」より)
旧上一色村の鎮守で、もとは神明社と称しました。祭神は天照大神、経津主命、武甕槌命を祀っています。創建年代は不詳です。
この神社では昔、盛大な裸祭りが行われていました。天保年間(1830-1843)江戸に疫病が流行した時、病気退散のため始めたと言われています。その様子を伝える板絵額が神社内に奉納されています
板絵額(区指定有形民俗文化財)
神社拝殿の中に八枚掲げられています。「裸参り図」は2枚あり、1枚は歌川国得筆、もう1枚の作者は不明ですが、どちらも行事の様子をよく伝えています。そのほか「楠公父子の図」(勝川春樹筆)、「伊勢参り図」、「加藤清正朝鮮の役の図」(文政3年奉納)、「行旅の図」(国得筆)、「天照大神図」、「兵士等伊勢参り図」(葛飾北俊筆・明治28年)があります。通常は公開されていませんが、例祭日(10月15日)など拝殿が開く日に拝観できます。
境内由緒書き より。
南側入口
御神木
明治三十九年建立鳥居
参道
参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。
(明治42年(1909)10月建立) 流れる毛並みが美しいが、劣化して子供も溶けてしまい残念無念。
頌徳碑と日露戦役記念碑
石碑前の狛犬
狛犬と拝殿
拝殿前の狛犬
向拝
向拝の龍と木鼻の狛犬
向拝上部の獅子。最近の作品らしい。
飛び狛。真面目に右が阿像で左は吽像で作られていた。
本殿。拝殿と本殿を繋ぐ部分の壁が斜めで珍しい。
向かって右壁
後壁
向かって左壁
波に亀
北側入口と鳥居(昭和九年建立)
農協上一色支部・玉垣奉納者
玉垣奉納者。ちょっと調べただけで、四名の助産婦さんが見つかった。
正徳四年(1714)九月造立の庚申塔 | 下に狐のレリーフが彫られているので稲荷らしい |