金刀比羅宮

文京区本郷1(平成17年1月22日)

この神社は御祭神が大物主神・倉稲魂神で、現在、金刀比羅宮・東京分社として全国六ヶ所の分社の一翼を担っています。文政2年、板橋 市左衛門の邸内祠として祀られたのにはじまり、明治13年、神社として認められ、明治21年に金刀比羅宮境外末社に加えられました。明治23年には神田和泉町にあったものを、深川古石場町に移転、「深川のこんぴらさん」として親しまれていました。しかし、昭和20年、戦災にあい建造物を焼失。讃岐高松藩の邸内社として奉斎されていた水道橋金刀比羅神社と深川のこんぴらさんを合わせ祀り、昭和39年、文京区本郷に遷座。以来「水道橋のこんぴらさん」として親しまれています。例祭日は5月19・20日。 年間祭典は1月10日:初十日祭と、2月3日の節分祭(佐渡ヶ嶽部屋の力士による豆まき)です。(KOTOHIRAGU 2003より)
都心のビルの谷間に鎮座する小さな分社ですが、此処には世にも珍しい妊娠狛犬?が居るのです。北から南から、日本全国数多の狛犬を見てきましたが、お腹の大きい狛犬は始めてお目に掛かりました。江戸期にも変った事をしたがる石工さんが居たのですね〜。

神社入口、明神鳥居

拝殿

拝殿内部から本殿正面を臨む

(嘉永2年(1849)秋8月建立)

阿は妊娠?吽は授乳・角付の、どことなくマンガチックな変わり種狛犬

境内駐車場右手の
境内社・水道橋稲荷大明神

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