今宮神社

文京区音羽1-4-4 (平成21年4月16日)

東経139度44分3.95秒、北緯35度42分33.22秒に鎮座。

この神社は、目白通りを東へ進み、音羽の谷底へ落ち込んだ目白坂下交差点のすぐ東側に鎮座しております。地下鉄有楽町線・江戸川橋駅に近いこの辺りはビルやマンションが立ち並び、それらの谷間に埋もれるように社殿が建っています。

 この神社は元禄十年(1697)十月、徳川五代将軍綱吉、犬公方の御生母桂昌院の発願により、護国寺建立の時、同所に京都紫野今宮神社より御分霊を迎えて鎮座した。明治元年の神仏分離により明治六年七月音羽九丁目の現在地に遷座した。
 五社今宮とは、伊勢神宮・今宮神社・春日大社・石清水八幡神社・熊野大社を示している。
 創祀以来三百余青柳・音羽・桜木の鎮守神として崇敬され、明治十二年十二月にはコレラ伝染除の祭典が執行され、京都今宮神社同様病気平癒の御利益があったとのことである。狛犬は寶暦四年(1754)八丁堀の石ェ小右ェ門作である。
例大祭 九月第一土・日曜日
御祭神:天照大御神・素盞鳴尊・伊弉冉尊・誉田別尊・天児屋根尊・大国主命・事代主命・速玉大神・大宮比売命・少毘古那命・猿田彦命・菅原道真
境内由緒書より。原文はこちら。

神社遠景

神社全景。都内の神社です。境内が有料駐車場となっています。

神社入り口

鳥居

礎石の狛犬。楽しそうにじゃれあっています。

拝殿。江戸狛の典型がお出迎えです。

頭上に宝珠を頂いた身体中瘤々の江戸なか狛犬。吽の宝珠は再生品。拡大写真はこちら。

(宝暦4年(1754)9月吉日建立)

本殿

天日鷲神社

境内末社の天日鷲神社(天日鷲命)紙祖神は明治九年阿波国忌部神社より音羽の紙漉家一同によって建立されたものであり、十一月の酉の日には、商売繁盛の熊手を授与している。境内由緒書より。

神社右手が宮司さんのお宅のようです。境内は花が咲き乱れ、憩いの空間となっています。