足立区千住橋戸町(平成16年10月24日)
明治39年制作の珍しい獅子(キツネ)山
神社全景
改修中の拝殿
本殿
優しい顔の飛びキツネ。左の顔が欠けたのが惜しい。
東京方面から千住大橋をわたって、向かって左の奥にある緑の多い所が、この稲荷神社です
私達が参拝したときには社殿の改修中で落ち着いてみられなかったのですが、ここには土蔵造の観音開きの扉の裏側に、幕末から明治にかけての鏝絵(しっくい塗りの絵)の名工といわれた伊豆長八(1815〜89)男狐と母子狐の作品が残されており、江戸時代の伝統技術を伝える貴重な資料となっているようです(毎年91月5日の祭例時に公開)。
延長4年(926)創建といわれる古社で、千住の船着場であった橋戸町の鎮守・熊野神社とともに、江戸時代の日光街道を紹介する書物や「江戸名所図会」(天保7年)などに必ず登場する社だそうです。