大國魂神社

(平成17年11月13日再訪)

この神社は去年の10月16日に参拝済みですが、狛犬ネットのメールにて吉野忠夫さんが、東京文化財ウィーク(11月3日〜13日)の時季には、谷保天満宮の重文「獅子狛犬」と大国魂神社の重文「木造狛犬」の特別公開があると書かれていたので、最終日になりましたが拝見させて頂きました。神殿狛犬と去年の映し漏れ、境内の秋の風情、お祭りの様子などご覧ください。

社号標 秋の神社入り口の様子

ご神木のケヤキも紅葉しています

ウキウキとお祭り気分も高まる参道の様子
入り口の昭和46年7月吉日生まれの神殿狛犬型石像狛犬。今回のメインだった宝物館の木製狛犬に良く似ています。既製品全盛時代にもこんな狛犬を彫れる石工さんが居たのですね。
境内から見た参道の様子 境内社・神戸稲荷神社入り口
境内社・神戸稲荷神社社殿 境内社・神戸稲荷神社本殿
本殿前には先代さんのお狐様方がお揃いでした
昭和20年5月吉日建立の目の鋭いお狐様

随神門前の優しい江戸狛犬。阿吽とも子持ちで吽は玉も併せ持つ。

   
   
        
   

(天保10年(1839)5月建立)

菊の花で造られた御神輿 見事な彫刻の手水舎
中雀門 拝殿

中雀門前の江戸狛犬。こんなに眉毛が垂れていて前が見えるの?
 阿は授乳狛。

   
   
        

(天保10年(1839)4月建立)

境内社・水神社 境内社・巽神社

これぞまさしく人面狛犬。スフィンクスを彷彿とさせます

江戸尾立ち狛犬。この大國魂神社にはユニークな狛ちゃんがいっぱい住んでいますね〜。小顔で異様な感じですが、彫りは丁寧で毛の流れなども滑らかです。脂肪か筋肉の垂れ具合が、我が身を彷彿とさせて気になります。
   
        
   

(寛保2年(1742)建立)

ここのは双方吽で右側のは角付き。カエルの様なまん丸目玉

摂社・宮之盗_社入り口 摂社・宮之盗_社社殿
今日のメインの重文・神殿狛犬です。運慶作だからというわけではないですが、今まで見てきた数十体の神殿狛犬の内で、私の中ではNO1になりました。良い面構えと調和のとれた筋肉質の身体、神殿狛犬の様式にのっとった素晴らしいできばえです。
五体の仏像
狛犬の拡大写真はこちらで