八剱神社

調布市菊野台3-42-1 (平成28年2月21日)

東経139度34分27.52秒、北緯35度38分54.20秒に鎮座。

【神社情報・来戸さんより】
京王線「柴崎」駅より南への1本道を徒歩数分の所に鎮座しています。

御祭神 開村祖先の神霊八座、鈴木藤四郎義春、鈴木源五郎義賢、鈴木平六郎義尚、鈴木秀太郎義澄、鈴木勘次郎義宣、大竹重郎信昭、大竹新吾政親、大竹甚兵衛政康、各神靈
右相殿 素盞嗚大神
左相殿 伊奈半左衛門神霊

御由緒
祭神 鈴木藤四郎義春、鈴木源五郎義賢、鈴木平六郎義尚、鈴木秀太郎義澄、鈴木勘次郎義宣、大竹重郎信昭、大竹新 吾政親、大竹甚兵衛政康、各神靈
配神 素盞鳴大神 伊奈半左衛門神靈
当社本殿八座の祭神は往古鎌倉幕府家臣建武年間掻擾より以來、漸く瓦解に及び遂に此の地方に在住し原野を開き初めて一村大町を起す。因て村民創業乃功労を称賛し、右八名の佩刀を神宝として産土神に奉祀する。因て八剱(やつるぎ)神社と称した。
配祀奉る素盞鳴大神由緒不詳創建時代と云われる左社殿に祀る伊奈半左衛門神靈は文政年間の頃、当村の代官であり、其初め飢饉により村民悉く疲弊に及び半ば潰家に陥った其の辛苦を憐んで金弐百両程助成下されその金功に因り従前の安穏に復し、繁栄の基は此神靈の功恩なり。故に伊奈神社と尊敬し相殿に配祀された。平成五年十月吉日
境内案内板 より

旧大町村の鎮守社です。鎌倉幕府の家臣が建武年間(1334から38)に原野を開き一村を形成、村民がその功績を称え八名の佩刀(はいとう)を神宝として産土神に奉祀したので八剣神社というと伝えられます。右相殿の素盞鳴大神(すさのおのおおかみ)は創建時の祭神と伝えられます。左相殿の伊奈半左衛門は文政年間(1818から30)の当村の代官で村人の困窮を、救済した功績を顕彰して氏子中が配祀し現在でも祭儀を行っています。
御神体は十一面観音像で江戸後期の作、仏像の御神体は現在では珍しいものです。
調布市ホームページ>寺社・史跡・記念碑>八剱神社 より

管理人の一言
明治の氏子制度の為神社登録時、天竺伝来の神仏はけしからん・・・との事で無理やり御祭神を差し替えられた所が多いのですが、当社は無事十一面観音様が御神体となれれたようです。

神社入口

神額

参道左側

参道右側、手水舎

拝殿

背筋を伸ばし、大変姿勢の良い江戸流れ。拡大写真はこちら。
(年代不明)

拝殿内部

鞘殿