虎狛(こはく)神社

調布市佐須町1-14-3 (平成28年2月19日)

東経139度33分13.12秒、北緯35度39分29.38秒に鎮座。

【神社情報・来戸さんより】
京王線「布田」駅より徒歩20分強、途中「野川」橋を渡ります。

御祭神 大歳御祖神・倉稲魂命

御由緒
虎狛神社は、今から1425年前の崇峻天皇2年(589年)8月に創建され、農業の神様である大歳御祖神(オオトシミオヤノカミ)がお祀りされて祭事が始まったと伝えられています。爾来、地元住民に崇敬され、地域の団結と発展、心の拠り所として佐須の中心となっております。後に穀物の神様である倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)も合祀され、江戸末までは、虎狛山祇園寺の別当が、神事を司っておりました。尚地域内には、祇園寺東に位置し、天照皇大神をお祀りする「神明宮」、晃華学園南西角には、「里の稲荷」別名「樫ノ木稲荷」があり、これらも神社の氏子によって守られてきました。
延長5年(927年)の『延喜式神名帳』には武蔵国の式内社44座、多摩郡8座の一つとしての記録があります。現在の社殿は天和3年(1683年)に再建され、調布・狛江両市にあって最も古い建造物です。このため平成24年には、社殿並びにその小屋裏に残されていた三枚の棟札が調布市文化財の指定を受けました。・・・・
境内案内板 より。

明治7年の明細帳によると、当社は『延喜式神名帳』に載る武蔵国多摩郡八座の内で「尾狛神社ともいわれ、往古に官祭の由緒があるので、前の旧地頭から毎年祭典料として米1俵下給された」とあります。御祭神は大歳御祖神と倉稲魂命。勧請は崇峻天皇2年(589)8月としています。明治初めの氏子戸数は34戸。現社殿は明治34年改築のものです。本殿改修のとき発見したという3枚の棟札の写しが残されています。古い棟札は天平勝宝2年(750)奉再建と書かれ、天和3年(1683)の棟札には奉造社頭一宇とあります。文化12年(1815)は修復の棟札で、天和、文化のものには、祗園寺や名主、年寄、大工、屋根工らの名が記されています。本物の棟札は改修のとき、すぐにもとの場所に収めたといいます。
調布市観光協会>調布観光ナビ>虎狛神社 より抜粋

崇峻天皇二年己酉八月初て祭事あることを延喜式神名帳に掲載してある。武蔵国多摩郡八座の内で虎柏神社と称されたとも伝わる。往古官祭の由緒を以て前の旧地頭より毎年祭典料下渡があった。明治六年郷社に列せられる。
北多摩神社誌 より

神社入口

黴が無ければもっと見栄えがする江戸流れ。拡大写真はこちら。
(明治41年(1908)9月吉日建立)

手水舎&「狛江郷佐須邨虎狛神社之碑」

拝殿

拝殿向拝

向拝虎

本殿覆屋。説明はこちら。