あきる野市戸倉414 (平成21年6月20日)
東経139度12分14.02秒、北緯35度43分24.43秒に鎮座。
【神社情報・gamanさんより】
檜原街道を武蔵五日市駅方面に走り「戸倉新道」交差点を右折し、非常に細い道を進むとこの神社があります。
ここには2組の狛犬がいました。そのうち1組は阿吽がまったく異なる狛犬でした。阿は一見、ただの石にしか見えません。吽ははじめタイプです。それぞれの相棒はどうしたのでしょうか。
急な石階段を上り、三の鳥居の足元にそれはいました。阿は最初見たときはなんだかわかりませんでした。ぐるっと回って見てようやく頭部と前足が崩れてしまった狛犬だとわかりました。
真横から見ると後ろ足がはっきりとわかります。また、お尻には扇形のしっぽがあります。かなり古そうです。どんな顔をしていたのでしょうか。
吽のはじめタイプが新しく見えるほどです。何やら文字が彫ってありましたが、残念ながら読めませんでした。
背中の穴は、樹から落ちてくる雨だれではないかと思います。
御祭神:大山祇命(おおやまつみのみこと)他四柱
由緒
天徳二年伊豆国三嶋大社の分霊を勧請したと伝えられる。古来当社は源頼義、畠山重忠等武将の信仰厚く、太刀・槍等が奉納された。天文年間戸倉城へ隠居した大石定久が戸倉城鎮護の社として当社を崇敬したと伝えられる。
東京神社庁公式サイトより。
参道入り口と社号標
参道の石段。地図を見ると120m程はありそうです。
弘化2年(1845)6月の手水鉢
やっと社殿が見えて来たようです。鳥居の左右に狛犬のような石が見えます。
確かにはじめタイプの狛犬のようです。
確かに、阿は殆ど石の塊に近いが、元々は一対で作られたのかも知れません。拡大写真はこちら。
繰り抜いていない胴の下に文字らしきものが見えますが、残念ながら読めません。
境内の様子ですが、狛犬がどこにいるかわかりますか?こんなに阿吽が離れているのは見たことがありません。年代は不明でした。
一応、江戸流れのようですが、後ろ足は何処にあるのでしょうか。拡大写真はこちら。
(年代不明)
拝殿と社額
三嶋神社のすぐ横にある、武多摩神社。入り口の案内板にあったように、神社というよりはお寺に近いようです。