天村雲神社

吉野川市山川町流32 (平成29年12月24日)

東経134度15分47.19秒、北緯34度03分14.11秒に鎮座。

この神社は、JR徳島線・山瀬駅の南東500m程の辺り、山川町流の街中に鎮座しております。

御祭神 天村雲命・伊自波夜比売命

由緒
天村雲神社は忌部神社の攝社である。
村雲神は水政の神であり、低地における農耕集落の祭神として信仰せられ、旱魃の際は村人が集まり雨乞いを祈願したことと思われる。
旧事紀には、村雲神の系統について天照太神天降りし代の随神として降臨した饒速日命の孫にあたると記され、尊い神として忌部の人々が、地主神または守護神として崇めこの地、阿波国忌部郷雲宮に祭ったと思われる。
また、この神社は、延喜式神名帳にも祭神天村雲神、伊自波夜比売神二座を祭る式内社であると記されている。
尚、当神社が忌部神社神域内におわします神社で、阿淡両国神社録にも忌部神社の摂社牟羅久毛神社と明記されている。
神社創建については定かでないが文献に天和4年(1684)に忌部常応が書いたと言われる紙幟に「天村雲神社」とありこの地に村雲神社があったことが記録されている。
また、山崎八幡神社に保存されていた棟札77枚の中に、村雲神社に関する一枚の棟札があり、それには、
奉再興天村雲神社御殿一宇遷宮 文政2己卯5月12日 大工藤原浅吉
とあり、時代を検証する貴重な資料として、大切に保存する。
境内由緒書き より。

神社入口

神額 社号標

入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

拝殿

拝殿内部

本殿


末社