金比羅神社

徳島市勢見町1(平成19年3月28日)

この神社は眉山南東麓の国道438号線に面して鎮座しています。数段の広い階段を上がると大きな鳥居が建ち、大きな出雲構え獅子や灯籠、碑などが建てられています。鳥居を潜ると70段弱の階段の上が境内で、境内右側には磁器製の灯籠が、左側には境内社がありました。正面の社殿は近年に建て替えられたのでしょう、コンクリート製で内部もとても綺麗でした。又、境内のブロンズ狛犬は第二次大戦中の供出を危うく免れた、貴重なもののようです。十二社詣りの一社でもあります。

御祭神:大物主神、天照皇大神、お四つ大明神・お六つ大明神
祭礼日:11月9日・10日・秋祭り
境内社:皇大神宮、お四つ大明神・お六つ大明神
由緒:元和2年(1616)、藩主・蜂須賀家政公が、城下の鎮守として西須賀村から遷座した金比羅神社で、古くは、元歴2年(1185)、屋島の合戦に向かう源義経が、この場所で軍勢を謁見したことに由来し、「勢見の金比羅さん」と呼ばれ、川内町宮島、鳴門市木津の「金比羅神社」と共に、県下の「三金比羅」といわれ多くの人に崇敬を受けています。

神社入口
入口にいる年代不明の大きな出雲構え獅子です。
これは現地で製造されたもののようですから、きっと北前船で運ばれてきたのでしょう。
とすると、少なくとも明治の中頃までの建立と思われます。
何処へ行っても、どんなときにも、良くお尻を挙げていますね〜。
狛犬の拡大写真はこちらで
境内右側に置かれている磁器製の灯籠
このブロンズ狛犬は台座には昭和37年5月建立とありますが、
第二次大戦中の供出を危うく免れた、貴重なもののようです。
(台座・昭和37年5月建立)
昭和32年生まれの徳島型狛犬。
長い耳垂れで顔が四角く尖り、阿は玉を咥えています。
(昭和32年5月吉日建立)
拝殿 拝殿内の様子
境内社・皇大神宮
此処にも狸さんが祀られています