徳島市新浜本町新浜本町2−1−19(平成19年3月29日)
この神社は29号線で西新浜町から千切山川に架かる下大野橋を渡り、初めての信号から二股を左に入る感じで一般道にはいると150m程で右側に鎮座しています。この日は木曜日で未だ朝の7時というのに、もう地域の方達が境内の清掃をしていました。徳島の神社は何処もとても手入れが行き届いていると感心していましたが、こういうご苦労があったのですね。
社名から御祭神は誉田別命と思われますが、案内が無く、創建・由緒などは不明です。ただ、ご神木の大楠の見事さからこの社の歴史の深さを推し量れます。例祭日は10月14・15日で神輿の巡幸があるそうです。
又、同町内の勝浦浜橋のほとりに、阿波の狸合戦で活躍した高坊主大明神が祀られています。伝説では、高坊主狸はここが在所でしたが、勝浦川両岸一帯は天保の昔、天下分けめの阿波の狸合戦が展開された古戦場となりました。右岸は小松島の金長勢、左岸は津田の六右衛門勢が陣取り、互いに死力を尽くした激戦となり、一晩死闘を続けた後六百匹もの狸の屍が累々として川床を埋め、目を覆うばかりであったといいます。
神社入口 | |
年代不明の浪花狛犬 | |
拝殿 | 本殿覆い屋 |
境内社・塩竃神社。入口と社殿 | |
見事な枝振りのご神木・大楠 | |
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