八幡神社

鳴門市北灘町櫛木(平成19年3月27日)

 この神社は国道11号線の北灘町櫛木信号から183号線に入り、櫛木川を渡ってすぐに左折すると、突き当たりに鎮座しています。社地の右手は櫛木漁港で、境内を歩くと潮の匂いが充ち満ちており、不思議と心が落ち着きます。

 御祭神:東御前・仲哀天皇、中御前・応神天皇、西御前・神功皇后
 祭礼日:11月3日
 由緒:天正年間(1573〜1591)櫛木村の北辺守護の神として八幡神を奉斎し、この地に社殿を創立し、武神、邪悪解除の神として崇敬してきました。文化8年(1811)時の庄屋上原易兵衛が社殿を修復、その60余年後に本殿を改修、昭和55年に神殿の新築と境内内外の整備をしました。
 11月3日の例祭では郷土無形民族文化財指定となっている「櫛木の獅子舞」が櫛木獅子舞保存会会員により奉納されています。櫛木獅子舞いは、江戸時代から継承されている獅子舞いで、八幡神社、妙見神社の両宮で秋の大祭の祭礼として、五穀豊穣、無病息災、厄除け祈願のため、村内を古式豊かに舞いめぐります。元々獅子舞いは、平安時代に遣唐使により、唐から舞楽として伝わり、獅子頭をいただいて舞うので、そのように呼ばれ、後に神楽として、祭礼などで、五穀豊穣の祈祷や、悪魔払いとして、おこなわれるようになりました。櫛木獅子舞いは、獅子を権現(神が仮に姿をあらわしたとする)とあがめ、獅子によって五穀豊穣、無病息災、厄除けなどのため祈祷し勇壮に舞いめぐる奉納獅子舞です。(櫛木獅子舞保存会HPより)

社号標 神社入口
嘉永7年(1854)生まれの浪花狛犬。
阿はしっかりとした輪郭ですが、吽は風の通り道にでもあるのでしょうか?
全体的に磨耗が進んでいます。お陰で口蓋の線や表情のきつさが緩和されて、
柔らかな少し惚けた感じになり、私は此方の方が好きです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(嘉永7年(1854)8月吉日建立)
コンクリート造りの拝殿 拝殿内の様子
奥に本殿正面が見えます。
年代不明、石製の神殿狛犬。
本殿覆い屋