戸白人(としらびとじんじゃ)神社

美馬市穴吹町穴吹 (平成25年1月5日)

東経134度10分23.37秒、北緯34度02分15.91秒に鎮座。

この神社は、美馬市役所の南1.5km程の辺り、穴吹川の南側に点在する民家の中に鎮座しております。

白人神社は、徳島藩一番家老、稲田家の屋敷内にあった。慶長七年、稲田家の女中の夢枕に神さんが立ち、「我を祭ったら必ず幸福を与える」というお告げがあった。稲田家は大阪冬の陣で蜂須賀家に従い手柄をたて、徳川家康から感状と大刀を褒美にもらった。それから、現在地の宮内に社を建てて「白人大明神」として崇めた。
ところが、しばらくして洪水のため社は穴吹川の拝村へ流れ着いた。そして宮内へお連れしたところ、神の怒りに触れ次々とたたりがあった。そこで、拝村の地に社を建て「白人大明神」とした。土地の人はここを「戸白人神社」としてお祀りした。
阿波の民話 より

社頭

注連柱

境内入口の出雲型狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

境内

拝殿

拝殿内部

本殿


不明の末社

境内片隅に置かれた一体だけの先代様

石祠

社日