妙見神社

小松島市芝生町(平成19年3月29日)

 この神社の鎮座する「旗山」という小丘は、源平合戦で義経率いる源氏の軍勢が、元暦2年(1185)2月18日に勝浦尼子ヶ浦(現在の小松島市)に上陸して屋島に進軍する際、源氏の旗である白旗を掲げ、軍勢の士気を高めた所と伝えられています。150騎ほどの義経軍は地元・新居見城を居城にしていた近藤六親家の先導で屋島に向かい、平家を奇襲で打ち破り、平氏が志度から壇ノ浦に落ちていった逸話は余りにも有名で、歴史好きなら誰でも知っているお話ですね。
 「旗山」の義経関連の案内や情報はいろいろあるのですが、この社に関する情報は全く見つからず、僅かに御祭神は天之御中主命と思われるだけで、創建・由緒等は不明です。

神社入口の階段 参道途中の階段
鳥居の額 境内入口の鳥居
社殿 社殿内の様子
文政3年(1820)生まれの狛犬。
背筋を真っ直ぐ伸ばした若々しい狛犬です。
眼が丸くて獅子鼻、短い鬣で、尾がまっすぐ立っていますが、
阿の尾の先は欠けています。
狛犬の拡大写真はこちらで
(文政3年(1820)3月吉日建立)
此処にも「史跡 旗山」の碑 境内から見えた芝生町の町並み