日和佐八幡神社

海部郡美波町日和佐浦369 (平成25年1月6日)

東経134度32分33.87秒、北緯33度43分53.39秒に鎮座。

この神社は、美波町役場の東500m程の辺り、日和佐うみがめ博物館の裏手の杜に鎮座しております。ウミガメの産卵で有名な大浜海岸にあり、NHK連続テレビ小説「ウェルかめ」の舞台となった所です。又、ひわさうみがめトライアスロンが行われる等、海亀で町おこしを推進しているようです。

主神 誉田別命 (応神天皇)
母神 息長足姫命(神功皇后)
妻神 玉依姫命 (神武天皇の御母后)

「由緒」天平6年(1351)の創祀ともいわれ、もと八幡宮を称した。「阿波志」に「八幡祠日和射浦にあり。観応2年(1351)置く」とあり。「四河内大小神社神体控」(薬王寺所蔵)に「惣社八幡大菩薩、日和佐浦村、観応2年、当院(薬王寺)に遷宮仕り来りし古き棟札あり、玉殿三宇、神体九体、仲哀天皇、応神天皇、神功皇后」とある。(注、正平は南朝、観応は北朝の元号)。四国霊場24番札所最御崎寺、及び東京の国立博物館に所蔵の円卓に「歳次、干時、康暦元年(1379)5月、日己未、阿波国海部郡日和佐保、八幡宮、願主、神主、玄勝」と刻す。「海部郡取調廻在録」は「日和佐村。此村は和名抄に出たる和射郷名ならんか。されば連続せる村・・・・みしるし侍る。まつ日和佐は四河内と唱え牟岐七ヶ村と唱ふ。其余には阿部浦、由岐浦里、木岐浦里なり。これらを往古は和射と唱えしものなるは、なほ海部郡名阿部などの考は別冊とてさし上まつり候。神社八幡大神宮、祭祀、神功皇后、応神天皇、玉依姫命。観応2年棟札流失と伝ふ<永正17年棟札写し>奉造営日和佐八幡大神宮御社檀上棟永正7庚申年、大願主松島五郎左衛門永真、源重弘、源真弘、源義家、弥次郎、神主、八郎、鍛冶六郎右衛門、大工、清原広家、氏郎右衛門と録す。「海部郡誌」には「日和佐は往古和射郷の中心であった地で、式内和耶(射)神社の所在地と推定されるところから、当八幡神社の前身は、式内和耶(射)神社ではないか」と。なお当神社には永正17年(1520)の棟札を所蔵している。
例祭には大神輿の渡御があり、桜町、東町など町内各地区から8台の「勇み太鼓」(ちょうさ)が練り、雄大な大浜海岸に出てはやしたてる光景は、南国的な明朗で豪快な県内有数のスケールの大きな祭風景といえよう。
境内由緒書き より

大浜公園近くの参道入口

参道

境内

鳥居と神額
堂々とした体躯、保存状態も極めて良好な浪速狛犬。拡大写真はこちら。
(明和8年(1771)辛卯8月吉日建立)

拝殿

拝殿内の神殿狛犬

本殿


日和佐護国神社

加茂神社・蛭子神社

天神社

天神社を護る浪速狛犬

道祖神社・淡島神社


参道附近には楠の巨木がいたる所に生えています。