塩竃神社

阿南市津乃峰町長浜(平成19年3月29日)

 この神社はJR牟岐線・阿波橘駅の南東約400mに鎮座しています。注連柱の架かる入口に連なる境内は広く、周囲には多数の境内社が点在しています。深い鎮守の杜の中の社殿へは階段で登ります。

 御祭神:味鋤高彦根命、秋葉大神、住吉大神、稲荷大明神、猿田彦大神、乙姫大神
 例祭日:10月8・9日・秋祭り
 境内社:秋葉社、住吉社、稲荷大明神、庚申堂、乙姫社、小神様(荒神社)
 由緒:元亀・天正時代、戦国の武将・四宮加賀の守は、別宮の戦を経て生国播磨の国龍野に兵乱を避け、その後、蜂須賀家初代藩主・家政公が阿波に封ぜられると共に従来し、臣下と共に懸命の干拓事業を起こし、寛永13年当地の領主・長谷川越前様より社床の地を賜り、功績を挙げ、許されて長浜と号しました。
 その後、長浜の塩田を成し、当地に塩竃神社建立しましたが、村人の三人が強く反対しました。そして、事情は不明ですが石垣の下にはこの三人の村人が稲荷大明神として鎮座しています。

神社入口 鎮守の杜の中の社殿への階段
階段の参道 拝殿
寛政4年(1792)生まれの狛犬です。
目の周囲にきっちりと縁取りがされ、平歯の歯並びが綺麗で目立ちます。
上向きの堂々とした感じの狛犬で、若干の剥離や尾の欠けが見られますが、
まあまあの保存状態です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(寛政4年(1792)8月8日建立)
拝殿内の様子 本殿覆い屋
境内社・秋葉社、住吉社 境内社・稲荷大明神
境内社・庚申堂
境内社・乙姫社