八幡神社

阿南市見能林町柏野(平成19年3月29日)

 この神社はJR牟岐線・見能林駅の東約500mに鎮座しています。道路からの参道は約150m程有り、深い鎮守の杜に恵まれた、広く静かで、新築の綺麗な社殿の建つ神社でした。境内社・末社も多く、八幡神社社殿には狛犬が居ませんが、境内社二社には江戸と明治時代の狛犬が居りました。又、古き良きものを尊び敬う精神がお有りなのか、裏参道石垣に埋め込まれた先代の上半身に始めはビックリしましたが、後で考えると有り難い有効利用の仕方だと思いました。
 賀志波比賣神社という由緒ある式内社を飛地境内社とするほどの神社ですが、ここにも案内が無く、御祭神は譽田別命、素盞嗚命、市杵嶋姫命と分かりましたが、創建・由緒などは不明です。

神社入口 石垣が組まれた社殿の建つ
上の境内への階段と、明神鳥居
拝殿 拝殿内の様子
本殿 末社群
末社群
境内社・子安神社
子安神社にいた天保5年(1834)生まれの出雲丹後狛犬
(天保5年(1834)9月建立)
境内社
明治37年生まれの徳島産と思われる狛犬。
過日の地震の影響か、吽は顔半分が欠けています。
(明治37年(1904)建立)
境内社・土肥神社 社日
裏参道石垣に埋め込まれた先代の上半身。
こんな姿になっても裏参道をお守りしている律儀者です。