室比賣神社

阿南市新野町入田136 (平成25年1月6日)

東経134度35分41.54秒、北緯33度50分50.41秒に鎮座。

この神社は、JR牟岐線・新野駅の北西800m程の辺り、岡山城という中世の城跡に鎮座しております。多分城というより、砦といった方が正しそうな小さな山の上に社殿があり、こじんまりとした可愛い社殿が風景の中に溶け込んでおります。

地図や、神額等では「室姫神社」となっていますが、徳島県神社庁公式サイトでは「室比賣神社」となっており、これを採用しました。勝手な想像ですが、式内社、阿波國那賀郡の室比賣神社に倣い、最近名称を改めたのかと思われます。

当社の御祭神は淳仁天皇の御内室「室妃」で奈良時代の末期に、姫が天皇を慕って小舟で淡路へ向かう途中、荒天の為阿波の東岸に漂着。ここに安住の地を求めて土地の人たち の親愛を受けていたが、ついに黄泉の客となった。その時、身重であった姫は村人たちの親切を謝すとともに、世の人々の安産を願う旨を遺言に残したという。
村人は姫をねんごろに葬り、塚を設け、塔を建てて供養していたが、いつの頃からか室比賣神社として祀るようになり明治七年、式内社の一つとして室姫神社と改称された由緒ある古い神社で、安産の神として広く崇敬さている。
境内由緒書き より

岡山城址全景

参道入口

参道脇の案内

参道

参道最後の石段

境内入口のコンクリート製狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明 昭和初期?)

境内

鳥居と神額
石垣前の岡崎型狛犬
(昭和63年(1988)2月吉日建立)

社殿


社日