泉八幡宮

阿南市長生町宮ノ本 (平成25年1月6日)

東経134度38分11.51秒、北緯33度54分40.70秒に鎮座。

この神社は、JR牟岐線・阿南駅の西4km程の辺り、桑野川の北側に広がる田園地帯の中、緑に囲まれた浮島のような小高い岡の上に鎮座しております。清原安芸守高国によって築かれたといわれる、本庄城跡地に境内があるようで、いまでも石垣で一段高い所に社殿が建っています。

泉八幡宮は白鳳2年(684)入河山に鎮座を伝る。天喜2年(1054)泉八幡大権現を再建。保元2年(1157)竹原郷本郷に泉。出宅。茶道床。上田。半勢。の五ツの郷あり。観応2年(1551)安宅(橘)氏一族は竹原庄内本郷(本庄)の地頭職となり、文和3年(1354)泉八幡宮を中興。明谷、上荒井、大谷、大原、本庄の五ヶ村を産土神とする。(以上阿波微古雑抄による)
天文2年(1532)四国管領細川持隆の命により本庄城主清安芸守は奉行して又元亀2年(1571)三好長賢も清安芸守に命じ御殿の上葺をする。・・・・・

美わしき 泉の郷に八幡の 神の御霊をここに祀らん
御社 泉八幡宮は誉田別尊を御祭神として千古の昔より萬人崇敬の鎮宮の社であり古くは武士の頭領、橘、細川、三好、清、蜂須賀に護られ、領地、明谷、上荒井、大原、大谷、本庄の氏子と共に栄えてきた。
天喜2年の泉八幡大権現から文和3年の中興、文禄5年、享保14年の再興を経て崇められてきた。・・・・・
境内由緒書き より

神社全景

一の鳥居はここより南西150m程の所に立つようですが、撮り忘れました!

二の鳥居と神額

三の鳥居

拝殿

スリムで端正な阿波型狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明、台座には平成17年(2005)3月吉日と在りますが、台座の建立日と思われます)

神額

本殿


富士権現社

御神木の楠