田中霊祠

栃木市藤岡町藤岡6384 (平成24年11月24日)

東経139度38分42.33秒、北緯36度15分54.76秒に鎮座。

この神社は、藤岡渡良瀬運動公園の北西2km程の辺り、渡良瀬川、北岸の田園地帯に鎮座しております。かつてこの辺りは、渡良瀬川を掘削した土を捨てた場所で当初は草も生えないような荒地だったそうですが、現在は霊祠を杜が包み、落ち着いた雰囲気となっております。甚大な被害をもたらした、足尾鉱毒事件も過去の一出来事になってしまったようです。

足尾銅山鉱毒事件と谷中村の貯水池化による廃村反対運動に生涯をかけた田中正造翁の5分骨の1つとカツ子夫人を祀ったものです。
田中正造翁は、大正2年(1912)9月4日73才で死去し、雲龍寺(館林市)で密葬、総宗寺(佐野市)で葬儀後分骨式が行われ、旧谷中村高沙の嶋田熊吉邸内に、田中霊祠として奉られましたが、渡良瀬川河川改修により、大正6年(1916)3月3日現在の地へ移り、以来毎年4月4日を例祭日としている。
藤岡町・藤岡町観光協会

9号線に立つ社号標

全景

入口

境内

拝殿

神額

本殿覆屋


富士浅間神社

世をいとひ そしりをいみて 何かせん 身をすてヽこそ たのしかりけれ

頭山満揮毫「義気堂々貫白虹」

戦後忘れ去られた「義」。政治家も役人も我々も今一度思い出す必要がありそうな言葉です。

拝殿前の景色


佐野市郷土博物館に立つ田中正造翁