富士浅間神社

栃木市平井町 (平成16年6月13日)

東経139度41分36.36秒、北緯36度21分42.65秒に鎮座。

この神社は、紫陽花で有名な太平山神社の北西500m程の辺り、太平山山頂に鎮座しております。太平山神社境内脇より、奥宮へ至る道を更に400m程登って行くと、やがて山頂、浅間神社が見えて来ます。

この地域の主峰には必ずといってよいほど、富士浅間神社が祭られています。主祭神は木花咲耶姫命であり安産の神でもあります。
園部町には太平山神社、富士浅間神社と長さ1mほどの布に書いた旗が1.6mほどの竹竿についているものを、家ごとに回す風習が伝わっていました。迎えた家では、1夜お祭りして次の家へ回すのですが、その時、袋の中におさい銭や祈願文、祈願成就のお礼を入れて結びつけました。また、安産や子育てを祈る時は、妊婦の名や子供の名を入れたりしました。
太平山神社の北西の高知から富士浅間山頂にいたる尾根を利用して太平山城が設けられていました。本丸ともいえるこの富士浅間山頂からは、南方は榎本城・藤岡城方面、西方は唐沢山城を望むことが出来、北は皆川城と連絡をとることが出来ました。

参道

途中の石祠

社殿