下都賀郡壬生町安塚1772(平成18年12月9日)
【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、宇都宮栃木線を北上、国道122号線との合流地点手前、左側、亀塚古墳の上に鎮座しています。境内の大杉神社・若宮神社前に安政5年の狛犬さんが居ました。亀塚にちなんでだと思いますが、夢福神が亀に乗っている像もあります。イチョウの落ち葉がなかなか綺麗でした。
案内より
主祭神:磐裂神、根裂神
配神:天照大御神(神明宮)、火産霊大神(愛宕神社)、武甕槌大神(鹿島神社)、建御名方大神(諏訪神社)
境内神社:大杉神社(大山咋神)、稲荷神社(宇迦之御魂神)、天満宮(菅原道真公)、若宮神社(経津主神)、八坂神社(
素盞嗚尊)、白山神社(伊弉冉尊 伊弉諾尊)
由緒:古事記・日本書紀によると、伊耶那岐神が火之迦具土神を切り捨てた十拳の剣、「天之尾羽張」に付いた血より化生した神が祭神の磐裂神、根裂神です。天正13年(741)に日光を開山した勝道上人も、日光男体山頂を極めたのは、「ひとえに磐裂神らの神勅による」としています。 神社が鎮座する亀塚古墳は、古墳時代後期の前方後円墳であり、現在はそのまわりに「亀の頭」「亀の右足」などと名づけられた七福神を祀った7つの祠が点在します。現在古墳は、栃木県の文化財に指定され、長寿の神水が湧いています。
又、この地の名の由来は、その昔第10代崇神天皇の皇子が天皇の命を受けて東国平定にやってきて、無事に平定を終えてこの地に住んだ跡が八つの塚として残り、これを八つ塚といい、何時の頃か安塚というようになったといわれています。
現在の地に社殿が創建されたのは元亀元年(1570)です。明治7年に安塚神社として昇格、その後、現在名に改称しました。