八坂神社

佐野市閑馬町(平成17年11月24日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
この神社は、新合郵便局の近くにあります。鳥居のすぐそばに民家があるので、正面から鳥居を撮ることは無理でした。鳥居に「明治37年6月新調」という文字が見えました。このような場合は、「新調」と言うんだと妙に感心してしまいました。狛犬さんは、居なかったです。 裏のほうに、天明3年の庚申塔がありました。それと、なぜか青面金剛像と地蔵様が並んでいます。地蔵様は、元禄13年ですから、300年以上前ということになります。若い人は知らないでしょうが、赤穂浪士が討ち入りした前年です。

この神社は桐生田沼線、総合センター前バス停に近い新合郵便局から南に少し下った、彦間川の土堤近くに鎮座しています。主祭神は素盞嗚尊すなわち牛頭天王です。寛永10年(1633)創建で、三代将軍徳川家光の頃、この地に悪病がはやり困り果てた人々が、愛知県津島より牛頭天王を勧請し鎮座したところ、疫病はたちまちにして治まりました。それ以来郷民は五穀豊穣、悪病災害防除の神として牛頭天王を深く尊崇し、社殿を建立しました。明治5年に現在の八坂神社と改称しました、と案内にあります。

入り口の鳥居と
「明治37年6月新調」の文字
拝殿
   
本殿と朱と緑の対比が美しい南天の木 青面金剛と地蔵菩薩像
庚申塔 地蔵菩薩像