佐野市下彦間町(平成17年10月14日)
【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
この神社は、桐生田沼線の道路沿いにあります。神社の後ろには、山が迫っています。境内は、よく手入れがされて清潔な感じを受けました。水盤には、龍頭から水が流れています。古そうなので裏を見ると、安永三年となっていました。狛犬さんは、大分傷んでいて顔がはっきりしません。年代も不明です。拝殿、本殿ともなかなかものだと思いました。
この神社は佐野市から桐生市の梅田湖・桐生川ダムに向かう66号線の下彦間町内、下彦間明神前バス停付近に鎮座しています。旧田沼町には作原、白岩、下彦間、御神楽と宇都宮神社が四社あるそうで、ここはその内の一社です。御祭神は大己貴命他です。創建は分かりませんが、日光二荒山神社からの勧請と思われます。拝殿、本殿ともに精緻な彫刻が施され、特に向拝下の龍の彫刻がそのまま木鼻となっているのは始めてみました。狛犬もワンコそのものでとても可愛く、摩耗が激しくよく見えないのが残念です。
神社入り口
境内の様子
安政のお手水、竜頭から御神水が出ています。
末社と文字碑
重厚で彫刻の素晴らしい拝殿
挙鼻と木鼻が一体となって
迫力ある一匹の龍となっています
本殿覆い屋
精緻な天馬と龍に乗った人物の彫刻、
木鼻の狛犬も度迫力
玉垣に隠れるようにいるおくゆかしい狛犬さん。摩耗が激しくよく見えませんが、耳垂れで和犬のような感じです。江戸尾立っぽくみえるので江戸中期の作品でしょうか?
内側から
社殿側から