常盤神社

佐野市牧町(平成17年12月30日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 この神社は、秋山万町線を北上、左に少し入った所にあります。狛犬は居ませんでした。灯篭に250年以上前になる「延享4年」の文字があります。長い年月を経たにも拘わらず、はっきり読み取れるということは、硬い石で出来ているからでしょうか。

 この神社は佐野市街地から293、200号線で北上し、牧町の下牧バス停先で左折すると道路左に鎮座しています。
 案内が無く、創建由緒はわかりませんが、同名の神社では水戸の偕楽園近くの常盤神社が有名です。そこは江戸時代までは祇園精舎の守護神とされる牛頭天王(ごずてんのう)を祭神とする神仏集合の顕著な神社でしたが、明治初年、御祭神の差し替えが行われ、水戸藩第2代藩主 徳川光圀公(義公、ぎこう)・高譲味道根之命(たかゆずるうましみちねのみこと)と第9代藩主徳川斉昭公(烈公)・押健男国之御楯命(おしたけおくにのみたてのみこと)を祀る神社へと変貌しました。明治6年には常磐神社の社号を、明治7年には現在地に社殿を造営し、明治15年に別格宮幣社に列格したという黄門さん縁の神社です。ここも黄門さん関係の神社なのでしょうか?

神社全景 「延享4年」製作の灯篭
拝殿 本殿
境内社