浅間神社

佐野市奈良淵町(平成17年10月16日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、浅間山192メートルの山頂にあります。息を切らして、休みながら登りました。狛犬さんは、いなかったです。この山は、夏の火祭りが有名です。今年も、行われました。火を燃やした跡がまだ残っています。山頂から佐野市街が一望できました。

この神社は東武佐野線・吉水駅の東南東約1.35km、唐沢ゴルフ倶楽部・唐沢コースの北に鎮座しています。夏の『浅間火祭り』が有名のようで、これは藤原秀郷が唐沢山に城を築き、その威勢を示すために浅間山の山上で火を焚いたのがおこりだといわれています。浅間山はその山容が霊峰富士に似ていることから、古来から山岳信仰の聖山でした。この神社の創建も、秀郷が下野守に任ぜられたのが天慶3年(940)ですから、それ以降のことと思われます。
浅間火祭りは、高さ192mの浅間山の山頂にある浅間神社のお祭りで、地元では「浅間さんお焚き上げ」とも言われています。 祭りの日の夕方、地元の人たちが山頂の神社に参拝し、無病息災、五穀豊穣を祈願し、その年にとれた150束の小麦わら(地元ではカヤと呼ぶ)に火をともす「点火の儀」が行われます。そして、訪れた人たちが、手に手に持った松明にその火をもらい山を下ります。 遠く浅間山を望むと、山頂までの参道は、火の橋のごとく暗闇に浮き出て、その美しさを醸し出します。 1,000年の歴史を持つという伝えがあるこの火祭りは、藤原秀郷が唐沢山に城を築き、この付近一帯に藤原氏一族が住みつき、彼らの威勢を示すために山上で火を焚いたのがおこりだといわれ、以後村人は、火を焚き悪病を追い払ったといいます。(佐野市観光協会HP参照)

神社入り口

参道途中の末社と灯籠

山道の参道途中に建つ靖国鳥居

拝殿

本殿

山頂から見える佐野市街地

お炊きあげ跡