熊野神社

佐野市寺久保町(平成17年11月10日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
この神社への道にも恐い看板です。これから向かう神社が「熊野神社」ですから、ふさわしいのかもしれませんが(笑)。私は、車をここに置いて歩きました。狛犬さんは居りませんでした。かって、御神木だったと思われる、杉(多分)の外側だけが残っています。後ろは、ほとんど残っていません。それと、ふるさと佐野100選「だっこ杉」がありました。推定樹齢300年と云われています。神社前の道は、「関東ふれあいの道」でもあります。道は、塩坂峠を越え、足利市に通じています。神社前の田んぼに、紅白のポールが立っていました。多分、北関東自動車道かなと思い、通りかかった軽トラのおじさんに聞いてみると、「そうなんだよ。ここの田んぼは天水で作っているんで、いい米が出来るんだけど、道路が出来るんで取られてしまった」と少し寂しそうでした。今までは、農作業の車くらいしか通らなかった神社も、開通後は、たくさんの車が24時間通ることになります。神様も驚くでしょうねー。

この神社は旧佐野市の最も北部の寺久保町の中央辺りに鎮座しています。国道293号線より175号線に入り直ぐに左折、出流原弁財天方面への道に入り、3kmほど先の佐野クラシックゴルフ倶楽部南に鎮座しています。この神社の境内に鏡石といわれる石があり、いい伝えでは、この神社は、もと小宮の入りにあったものを、現在の塩坂に移したといいます。その時、小宮の入りにあった鏡石の一部が神社の移った場所に飛んできて、昼となく夜となく光を放っていたので鏡石と名づけたそうです。また、小宮の入りには、立石とよばれる大きな岩があります。この岩の上にある松に鶴がとまると、かならず寺久保によいことがあるといわれています。(佐野市の図書館HPより)

熊出没注意の看板
ここの熊さんは如何にも恐ろしげです
杉林の中の参道
神社遠景 御神木だったと思われる、杉(多分)の切り株
拝殿 本殿覆い屋
流れ造りで彫刻の素晴らしい本殿 中国の神話を題材としたと思われる彫刻
末社 樹齢300年のだっこスギの説明
杉の木がソネの木を包み込み「だっこ」を
しているように見えることから命名されたようです。
「だっこスギ」の様子